代表的な住宅ローン:3.民間住宅ローンの特徴

銀行等

都市銀行、信託銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫などがあげられる。借入条件や金利などは金融機関ごとに異なる。固定金利型、変動金利型、固定金利選択型、預金連動型のほか、多くの銀行等がフラット35も取扱っている。同じ金利タイプでも条件により金利が異なることもある。

JA

主にJAの組合員向けの住宅ローンですが、組合費を納めれば一般の世帯でも利用できる場合がある。JA毎に商品内容が異なっており、商品数も増えている。

一部の生命保険会社

生命保険会社の中にも住宅ローンを取扱うところがあります。住宅販売会社との提携ローンという形で提供されるのが一般的ですが、中には、直接個人の住宅ローンを取扱うところもあります。生命保険会社の住宅ローンは以前は固定金利型が一般的でしたが、現在は固定金利期間選択型が増えてきています。

住宅ローン専門会社

住宅ローン債権の証券化を裏付けとして、固定金利型の住宅ローンを取扱う。ハウスメーカーなどの出資するモーゲージ・バンクがフラット35などを取扱う場合がある。

民間住宅ローンの例(金融機関により異なる)

用途の条件 住宅の新築・購入・借換え、リフォーム(フラット35はリフォームには使えません)
借入額 ・50万円以上1億円以内。(フラットは8,000万円以内)
・フラット35を併用する場合はその取扱に従う
金利タイプ ・固定金利期間選択型(民間の主力)
・変動金利型
・固定金利型(フラット35)
申込人の要件 ・20歳以上66歳未満で完済時が76〜80歳未満
・返済負担率が25〜40%以内
・団体信用生命保険に加入できる人(フラット35は任意)
・所定の保証会社の保証を受けられる人
住宅等の要件 ・住宅や土地の面積には条件がない
・建築基準法および関係法令を満たすことが必要
返済期間 最長35年(完済時年齢76〜80歳未満)
返済方法 元利均等返済及び元金均等返済、ボーナス併用返済可
担保 土地・住宅に抵当権設定
(保証する保証会社を債権者とする抵当権)
繰上返済手数料 金融機関もより異なる
適用金利の改定時期 毎月第1営業日

民間住宅ローンの適用金利は当月末営業日に翌月分が公表されるために、毎月欠かさず確認する必要があります。
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